好きな物を好きなだけ

ジャニーズと2.5次元

結びの響、始まりの音(ネタバレ)

しんどい(感想)

先に入った友達に泣く泣くって言われたけど、それよりも、しんどい(2回目)

以下ネタバレ





















観劇前にぼんやりと、兼さんは土方さんの死に直面しても「これが歴史だ」って言えるのかなってずっと考えてたけど、言えるわけなかったんだよね…。
いや正確にいうと、歴史通りに銃弾に倒れたなら言えたと思うんだ。でも今回はそうじゃなかったから…。
天狼傳の長曽祢さんも辛い立場だったけど、今回の兼さんもかなり辛い……。

全てを背負って、自らが土方さんを殺すことで歴史を守ろうと決めた兼さんが、直前になって「出来ません」って言って崩れ落ちる姿を見るのは正直かなりキツかった…。
涙が止まらないというよりも、内側を思いっきりえぐられたような。そんな感覚。
兼さんってさ、聡いし、太陽か月かで例えると絶対太陽じゃないですか。いつでも堂々としていて、思い悩んだりする姿は想像しにくい。だから衝撃が凄くて、それを受け止めるだけで精一杯というか。
活撃で涙した兼さんを見て動揺した、みたいなことね。

「辛いことは分け合って」って堀川くんと歌ってたのに…、背負わせたくなかったんだよなぁ…。
そんな兼さんにそっと寄り添う堀川くんが凄く凄くよかった。助手や相棒は隣にいるもんだ、ね。


脚本の都合上サラッと流れていったけど、むっちゃんの「自分のために流す涙は枯れ果てた」ってどういうことなんだろうな。
兼さんに、元の主が死んだ時はどんな気持ちだったかって聞かれても「昔のことだから忘れてしまった」って笑って話してたけど、それは、そうでもしないと耐えられないから?
自分が脆い事を隠すためにそうして笑ってるの?強いは悲しいなの…?
分からないなぁ…分からない。むっちゃんメインにもう1本作ってくれないかな。涙が枯れ果てた理由が知りたい。


天狼傳では託される側だった土方さんが託す側になって、1つの時代が終わっていく。託された榎本さんはそこからまた新しい時代を作っていく…。
これが土方さんの命の使い方なんだな、らしいなって思う部分もあるけど、トモさんが演じる土方さんへの思い入れが強すぎて「そんなこと言わないでくれよ」みたいな気持ちにもなってしまう…。

そう!榎本さん!想像するよりずっとずっといい人だった!
「国を作ろう!」って歌い出すのが余りにも突然で、え、何これミュージカルじゃん!!ってなったけど(※ミュージカルです)
あそこだけ東宝のミュージカルじゃなかった?!


ラストに4人揃って修行に行くシーンが堪らなく好きなんですよね〜。
みんないい顔してるよねぇ…。
安定を極めた時に言われた「沖田くんのことは忘れる」っていうのが今でもまだ引っかかっていて、私が修行に行かせてしまったばっかりに、安定が大切にしていた物を奪ってしまったんじゃ…って思いがあったから、「乗り越えたい」「もう一度向き合わなくちゃいけない」そんな風に思ってくれていたんだと思うと涙が出るよ…。
安定強くなったね。



毎回なんだけど、刀ミュは1回では完全に消化出来なくて、2回3回って観ていくうちに気付くこともあるから、今後感想とかも変わっていくんだろうなぁと思いつつ…。
でも、この初見の感想はどこかに残しておきたくて、携帯をぽちぽちしてる。

もっと書きたい事もあるし、時間遡行軍が人間になりきって潜入してくるのわろたで、とか、安定は今回も部隊編成の時に立ち絵を再現しててくれて嬉しいとか、巴さんにもう少しスポットライトが当たってもよかったかな、とか……。
あと堀川くんの話と2部の話も…もっとしたい…!

もう少し落ち着いたら書きにくる!